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修繕積立金は安いほどお得!は大間違い

「このマンションは修繕積立金が安いので、月々の出費が抑えられてお得ですよ!」

こんな営業トークを受けたり、広告を見たりしたことはないでしょうか。 
マンションごとに修繕積立金の設定は異なり、広さがほぼ同じでも月2万円のマンションがあれば、月1万円のマンションもあります。確かに、修繕積立金が安ければ家計への負担は抑えられます。しかし、その修繕積立金の水準が適正でなければ、浮いたお金以上の損をしてしまうかもしれません。 

修繕積立金の適正金額はマンション毎に異なります。なぜなら、形状、規模、戸数、共用部、築年数などの条件で必要な修繕積立金が違うからです。必要な修繕積立金が確保できなければ、適切な修繕ができず、見た目や居住環境が悪くなり、資産価値にも影響します。

多くのマンションでは「段階増額積立方式」といって、段階的に修繕積立金を値上げしていく計画になっています。逆に言うと、段階的に値上げできなければ、必要な修繕積立金が貯まらず、一時金の徴収、金融機関からの借り入れ、修繕の先延ばしなどで対応せざるおえなくなります。

一般的に、過半数の賛成が得られれば修繕積立金の値上げは実現できますが、高齢者の割合が高い高経年マンションはハードルが高くなってしまいます。なぜなら、「あと何年住むか分からない」「年金以外の収入は特になく、日々の生活で精一杯」という居住者の割合が相対的に高くなり、修繕積立金の値上げが難しくなるからです。

築30年を超えるような高経年マンションは、より注意して修繕積立金の金額と管理組合の運営状況を確認することが必要です。 

マンションの資産価値を維持するためには、適切な修繕積立金を集めることが大切です。

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兒嶋将人
兒嶋将人

宅地建物取引士/2級建築士/ファイナンシャルプランナー2級 大学・大学院と建築学を専攻し、大手リフォーム会社に新卒入社。施工監督を経て、さくら事務所不動産コンサルタント・仲介エージェント。建築士・宅地建物取引士であり、建築・不動産両方の実務経験をもつ。 大学時代はテニスに明け暮れ、大学院では商店街のまちづくりやリノベーションに没頭/趣味:テニスと写真、読書と映画鑑賞/得意分野:契約内容の精査と解説。これまで100件近い契約書類をチェック

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